「となりのトトロってどんな都市伝説があるの?」
「となりのトトロの陰謀が知りたい!」
「友達に話せるネタは何かないの?」
この記事を読んでいるあなたは、このように思っているのではないでしょうか。
ジブリ作品の中でも老若男女に愛されている『となりのトトロ』。
昔懐かしい山奥の田舎で、幼い姉妹メイとサツキが体験する不思議な出来事を描いた作品で、家族の絆を確認させられる心温まる作品ですよね。
しかし巷ではそんなとなりのトトロにまつわる都市伝説が噂されています。
そこで今回は、となりのトトロにまつわる都市伝説を解説!トトロが死神だと言われる都市伝説を含め、真相を解明していきます。
数多くある都市伝説からあなたは真実を見抜くことができるでしょうか?
サツキとメイって実は1人だったって知ってた?
1人ってどういうこと?
初期の映画のポスターには1人しか描かれてなかったんだよ。
この少女ってサツキにもメイにも似てるよね。
トトロにまつわる都市伝説5選
さっそくとなりのトトロにまつわる都市伝説を解説していきます。
公式では発表されていない裏設定の都市伝説などもあるので楽しみにしてくださいね。
今回は以下の5つの都市伝説を解説します。
- 元々はメイもサツキもいなかった
- トトロは『狭山事件』のオマージュで確定?!
- トトロのモデルは死神ではなく〇〇!
- サツキもメイも亡くなっていた
- となりのトトロにはスピンオフが存在する
それぞれ解説していきますね。
元々はメイもサツキもいなかった
となりのトトロの主人公であるサツキとメイは、本当は1人の少女であったとされる都市伝説があります。
メイがいなくなりサツキが探しに行くシーンなど2人が登場して、はじめて成り立つとなりのトトロですが、元々は1人だったようです。
このような都市伝説が噂されるようになったのは以下の2つの出来事があったからです。
- 公開時のポスターに謎の少女
- 同時期に公開された『火垂るの墓』の影響
ひとつずつ解説していきますよ。
公開時のポスターに謎の少女
上記の画像は映画が公開される前のポスターの画像です。
ぱっと見なんの違和感もない画像ですが、よく見るとサツキにもメイにも似ている謎の少女がいます。
服装と顔はサツキにそっくりで、髪型やスタイルはメイにそっくりですよね。
この画像から実は公開前に、主人公が2人になったとされているんです。
スタジオジブリの公式にも上記の画像が使われているので、ほぼ確実と言っても過言ではありませんね。
同時期に公開された『火垂るの墓』の影響
ではなぜトトロの主人公は2人になったのでしょうか?
実は、トトロと同じ年に公開された火垂るの墓の監督、高畑勲監督に対する対抗心が理由だと噂されています。とにかく負けず嫌いなことで有名な宮崎駿監督。
はじめに構想していたトトロは火垂るの墓よりも、圧倒的に上映時間が短かかったようです。そのことが気に入らなかった宮崎駿監督は、主人公を2人にし上映時間を引き伸ばしたのだとか。
大人の対抗心が生んだサツキとメイ。1人の主人公だったらどのようなストーリーになっていたのでしょうか?
トトロは『狭山事件』のオマージュで確定?!
となりのトトロには『狭山事件』という残酷な事件がオマージュになっていると噂されています。
1963年に埼玉県狭山市で起こった誘拐事件『狭山事件』は、女子高生が誘拐され脅迫状が届けられました。警察は40人ほどで張り込み、身代金を取りにきた犯人を取り押さえようと試みます。しかし犯人を取り逃してしまい、女子高生は遺体となって発見されてしまったのです。
しかし、この残酷な狭山事件がなぜとなりのトトロのオマージュだと言われているのでしょうか?
狭山事件との共通点
一見トトロと事件には共通点のないように見えますが、実は事件との関係性があるとされてしまう共通点があるんですね。
以下の3つが事件との共通点です。
- サツキもメイも事件が起きた5月に由来した名前
- 『となりのトトロ』の舞台は埼玉県所沢市で、事件があった狭山市に隣接している
- 行方不明になった妹のことを捜索する姉の姿が目撃されている
上記の3つの点からオマージュしていると噂されるようになりました。
急遽、主人公を2人にする必要になり事件をモデルにしたのでしょうか。
真実は明らかではありませんが、オマージュはアニメや映画でよくあることなので真実かもしれませんね。
トトロのモデルは死神ではなく〇〇!
大きな体にふわふわとした体毛で、トトロをご覧のみなさんも一度は、トトロの体に飛び込みたいと思ったことはないでしょうか。
そんな可愛らしいトトロの正体は何だと思いますか?
実は狭山事件との関係性などからトトロは死神であるということが言われています。
公式は死神であることを否定
巷で噂が広がり都市伝説が真実のように語られ始め、ついに公式がトトロ死神説を否定しました。
みなさん、ご心配なく。トトロが死神という事実や設定は、「となりのトトロ」には全くありませんよ。最近はやりの都市伝説のひとつです。
引用元: 2007年05月 – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
このことからトトロが死神ではないということが明らかになったんですね。
トトロのモデルは北欧神話のトロール説
公式に否定されたトトロ死神説。そこでトトロの正体の新説と言われているのが、トトロは北欧神話のトロールであるという説です。
トトロがトロールと言われているのには理由があります。
まずトロールは地域によって、良し悪しのイメージが変わる妖精です。ある地域ではいい妖精として好まれ、ある地域では悪さをする妖精として嫌われています。
表面上は家族愛を描いた温かい作品ですが、都市伝説を知ると全く反対のイメージを抱くトトロと共通しますよね。
また、狭山事件の起きた狭山市の姉妹都市はアメリカのオハイオ州ワージントン市であり、オハイオ州に世界最大のトロール博物館があるということです。さらにトロールは陽の光に当たると死んでしまうと言われており、トトロも陽の光が当たるシーンでは登場しません。
上記のことからトトロはトロールだと言われているんですね。実はトロールは子供たちを誘拐する人攫いとも言われています。サツキとメイのその後はどうなったのでしょうか。
サツキもメイも亡くなっていた
サツキとメイは作品後半から亡くなっていたとされる都市伝説があります。
上記の画像のシーンが、亡くなっていると言われるようになった原因のシーンです。母親の病室から見える位置にいるのに、父親と母親からは見えている素振りはありませんでした。このことから、サツキもメイも亡くなっていたのではないかという都市伝説ができたんですね。
他にもサツキもメイも亡くなっていたと言われるには理由があります。
物語後半から影が消えていた
物語の後半から2人の影がなくなっています。
影がなくなるということは、すでにサツキもメイもこの世の生物ではなくなったということが推測されているんですね。トトロが死神であるという説とも重なり、信憑性が増したことから噂されるようになったのです。
影が消えた理由
しかし残念ながらこの説は否定されてしまいます。
「映画の最後の方でサツキとメイに影がない」のは、作画上で不要と判断して略しているだけなんです。みなさん、噂を信じないで欲しいです。とこの場を借りて、広報部より正式に申し上げたいと思います。
引用元: 2007年05月 – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
上記のように公式から否定されました。
メイとサツキの影がところどころで描かれていないのは、意図的なものだそうです。となりのトトロにおいて特に背景描写にこだわったようです。こだわりとは、影を用いて時間の経過を表すというもの。
サツキとメイの影がないのは、彼女たちが太陽の真下にいる、つまり正午の時を表現したからだそうです。
となりのトトロにはスピンオフが存在する
となりのトトロにはスピンオフ作品が存在しています。
『めいとこねこバス』というタイトルで、三鷹の森ジブリ美術館にて2002年より公開されているアニメーションです。
このスピンオフには、トトロの都市伝説を解明するヒントが隠れているかもしれませんね。
筆者の小言
今回は、となりのトトロにまつわる都市伝説を紹介しました。
表向きの作品とは違った顔を見ることができましたね。都市伝説が流れるたびに公式に否定されてきたとなりのトトロですが、狭山事件については発表がないのはなぜでしょうか?
真相は明らかにならず。ですが、完全否定されていないことが答えなのではないでしょうか。