トイレの花子さんとは?日本中で噂される都市伝説の真相を徹底解説

「トイレの花子さんって何?」

「トイレの花子さんは本当にいるの?」

と思っている方もいるでしょう。

トイレの花子さんは、学校のトイレに現れるとされる幽霊にまつわる日本の都市伝説の1つ。

誰もいないはずのトイレに「花子さんいる?」と問いかけると、おかっぱ頭の女の子の姿が現れるとされています。本記事では、トイレの花子さんについて詳しく解説していきます。

日本全国で噂される都市伝説の真相を明らかにしていきます。

目次

トイレの花子さんとは

トイレの花子さんとは、日本中で有名な都市伝説のひとつで、学校のトイレに現れるとされる幽霊です。

一般的には、学校のトイレの個室から白いシャツを着て赤い吊りスカートを履いたおかっぱ頭の女の子が現れるそうです。学校のトイレで幽霊が出るという話自体は、江戸時代から伝わるものですが、トイレの花子さんとして有名になったのは、1950年代に流布された『三番目の花子さん』と呼ばれる都市伝説が原型とされています。

三番目の花子さんという都市伝説をもとに、実際に起きた事件が重なり、トイレの花子さんとして語り継がれています。

トイレの花子さんを呼ぶ方法

トイレの花子さんは、特定の方法で呼び出すことができます。

様々な方法があるので、詳しく紹介していきます。地域によって効果のある方法が異なると言われているので、確認してくださいね。

代表的な方法を5つ紹介します。

  • 花子さんいらっしゃいますか?と呼びかける
  • 花子さん、花子さん、何しているの?と呼びかける
  • 花子さん、お化けが出るよ!と声をかける
  • 花子さんの名前を3回唱える
  • トイレの中で足音を鳴らす

それぞれ見ていきましょう。

花子さんいらっしゃいますか?と呼びかける

全国的に有名な方法としては、学校の3階にある女子トイレの1番奥の個室のドアを3回軽く叩き、「花子さんいらっしゃいますか?」と声をかけることが挙げられます。

声をかけると、3番目の個室からかすかな声で「はい」と返事が返ってきます。一度呼んでしまうと花子さんが出てきて襲われてしまうそうです。

花子さんの登場後、花子さんを倒すとラバーカップを貰えるという話もあるようです。しかし、呼び出すこと自体が危険であるため、くれぐれも自己責任で行ってください。

花子さん、花子さん、何しているの?と呼びかける

「花子さん、花子さん、何しているの?」と呼びかけても、トイレの花子さんを呼び出すことができます。

まずは学校のトイレの個室に入り、照明を消します。消灯後、鏡に向かって「花子さん、花子さん、何しているの?」と3回唱えます。

呼びかけに応じた花子さんが鏡から現れるそうです。

花子さん、お化けが出るよ!と声をかける

最も有名な方法と似ている呼び方ですが、掛け声を変える方法もあります。

まず学校のトイレの個室に入り、個室のドアを数回ノックします。ノックの回数は指定されていないようです。そして、花子さんを呼び出すために「花子さん、お化けが出るよ!」と声をかけます。

トイレの中から花子さんが出てきて襲われるそうです。

花子さんの名前を3回唱える

学校のトイレの個室に入り、花子さんの名前を3回唱えます。

その後、花子さんに質問をすると、返事が返ってくるというものです。

名前を唱えるだけで、花子さんが登場するそうです。しかし他の呼び方と違い、花子さんが襲ってくることはないんだとか。

トイレの中で足音を鳴らす

最後に紹介する方法は他の方法とは違い、名前を呼ぶ必要はありません。

学校の3階にある女子トイレの一番奥の個室にはいり、足踏みをして足音を鳴らすだけです。足音を立てるだけで花子さんが現れるそうです。

上記のようにトイレの花子さんを呼ぶ方法は様々です。しかしいずれの方法でも、夜中に学校に侵入するため、危険が伴います。そのため、軽い気持ちで行くのはやめましょう。

トイレの花子さんにまつわる都市伝説

様々な噂が語られているトイレの花子さんですが、実は花子さんのもととなった事件があると言われています。

ここでは、都市伝説として噂されるトイレの花子さんのもととなった事件を解説していきます。

トイレの花子さんのもとになった事件

都市伝説として噂されているトイレの花子さんのもととなった事件は、1937年(昭和12年)岩手県の遠野小学校で起きたとされる『トイレの育子さん事件』です。

トイレの育子さん事件とは、岩手県遠野市で発生した少女殺人事件のことを指します。

当時、遠野市に住んでいた警察官の家族に、父親が風俗店に通い出すという問題がありました。夫婦関係が悪化し、母親のストレスフルになったのだとか。母親は激しい怒りのあまり、娘である育子さんを殺害しました。

育子さんは、学校から帰ってくるとすぐに家で過ごすのが日課でした。その日も家に帰ってきた後、トイレに入ろうとしたところ、母親に追いかけられ逃げるようにトイレの個室に隠れ込んだとされています。

しかし、母親は個室にこもっていた育子さんを連れ出し殺害しました。この事件が、『トイレの花子さん』という都市伝説の元となったとされています。

トイレの花子さんの都市伝説の真相

ここまで、トイレの花子さんにまつわる都市伝説や実際の呼び出し方法を解説してきました。

現在、トイレの花子さんの都市伝説には様々な真相が考えられていますが、現実的には噂されている話は創作である可能性が高いとされています。

根拠として、

  • 地域によって内容が異なる
  • 大人ではなく、子どもたちの間でしか噂されていない

ということが挙げられます。また大人の間で噂されているケースは、日本の霊魂信仰に根ざした伝承が反映されているという説が有力です。

筆者の小言

今回はトイレの花子さんについて解説してきました。

多くの子どもたちの間で噂されている都市伝説『トイレの花子さん』は、あくまで子どもたちの間の噂話とされています。事実として、時代の流れとともに都市伝説がなくなりつつあります。

間違っても夜中に無理やり学校に侵入するのはやめておきましょう。

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