「古代宗教って何?」
「古代宗教には何があるの?」
「古代宗教にまつわる都市伝説が知りたい!」
この記事を読んでいるあなたはこのように思っているでしょう。
現在、日本だけで見ても18万以上の宗教があります。世界規模で見るとその正確な数字は図ることができません。
しかし人類史が始まった頃は数えられるだけの宗教しかなかったのです。
今回は、現代の宗教の基礎にもなっている古代宗教について、そもそも古代宗教とは何か、また古代宗教にまつわる都市伝説を解説していきます。
多くの時代を作り上げてきた古代宗教の謎を解明していきますよ。
クリスマスってなんの日か知ってる?
キリストの誕生日だよね?
残念。歴史には消されてしまった過去があるんだよ。
え、キリストの誕生日ではないの??
キリスト教がある宗教から奪った風習なんだよね。
古代宗教とは?
古代という時代は、明確な定義が決められておらず、3世紀説や5世紀説、そして7世紀説と専門とする学者の間でも定義が曖昧なのです。
そこで都市伝説.netでは、古代宗教を現在の宗教の基礎となっている5〜7世紀までに活躍した宗教とします。
ここでは、世界三代宗教を除く、現在の数百万以上にも及ぶ世界の宗教を作り上げてきた宗教を紹介していきますよ。
キリスト教などの都市伝説に興味のある方は以下の記事も合わせてご覧ください。
古代宗教の種類と信仰
まずは、古代宗教にはどのような種類があるのか見ていきましょう。
ここから紹介する古代宗教は以下の7つの宗教です。
- シュメール人の宗教
- ゾロアスター教
- マズダク教
- ミトラ教
- マンダ教
- マニ教
- 古代ギリシアの宗教
それぞれ見ていきましょう。
シュメール人の宗教
シュメール人が信仰していた宗教、シュメール神話は全世界で1番最初に誕生した宗教です。
今から5000年以上ものはるか昔に誕生したシュメール文明では、文字が発達しており、書籍なども見つかっています。
このような発達した高度な技術があったからこそ、神への信仰ができたということです。
世界最古の文明シュメール文明について詳細の知りたい方は以下の記事からご覧ください。
ゾロアスター教
ゾロアスター教、拝火教(はいかきょう)は、古代ペルシア発祥の宗教です。聖典は『アヴェスター』を使い、信仰を深めています。
ゾロアスター教の礼拝は特徴的で、聖火に対して祈り、礼拝をささげているのです。
現代でも活動している古代宗教の一つなんですね。
マズダク教
マズダク教とは、5世紀末から6世紀にかけてサーサーン朝ペルシアに起こった宗教です。
サーサーン朝とは、現在のイランに位置し、当時の主流であったゾロアスター教を批判しつつ禁欲や平等を説いていました。
しかしながら、サーサーン朝によって宗教弾圧に遭い、姿を見ることはできなくなってしまったのです。
ミトラ教
ミトラ教とは、古代ローマで隆盛した、太陽神ミトラスを主神とする密儀宗教です。
密儀宗教は、古代ギリシアや古代ローマでも行われていたものと同様で、礼拝や儀式などを公開していない宗教のこと。
同じ時期に発展していったキリスト教の影響で徐々に衰退の一途をたどることになったようです。
マンダ教
マンダ教は、グノーシス主義のひとつとされる宗教です。グノーシス主義とは、自己の本質と真の神についての認識に到達することを求める思想を持つことを指します。
現在でもイランの一部や、アメリカやオーストラリアにもコミュニティが存在する珍しい宗教なんですね。
マニ教
マニ教は、サーサーン朝ペルシャのマニを開祖とする、二元論的な宗教のことです。
ゾロアスター教やキリスト教、さらに仏教などの流れを汲んだため、経典宗教の特徴を持つ宗教となっています。
古代ギリシアの宗教
古代ギリシアの宗教では、多くの古代ギリシア人が、ギリシア神話のオリュンポス十二神やその他の神々を信仰していました。
神々に序列をつけて、神話や人々との物語を発信していたそうです。
古代宗教にまつわる都市伝説
ここまでで古代宗教の種類や特徴は理解できたでしょうか?
ここからは実際に紹介してきた古代宗教にまつわる都市伝説を解説していきます。
- クリスマスはミトラ教が発祥
- 人類の文明は宇宙人が作った
- ゾロアスター教の鳥葬は空への憧れ
それぞれ解説していきます。
クリスマスはミトラ教が発祥
みなさんはクリスマスは、どんな目的があるのかご存じですか?
大抵の人は、「キリストの誕生日だから。」と答えるでしょう。
実はクリスマスはミトラ教発祥のお祭りだったのです。
上記でも触れた通り、ミトラ教はキリスト教によって滅ぼされています。
ミトラ教から言い伝えられていたお祭りをキリスト教の生誕祭とし、クリスマスができたと言われているんですね。
人類の文明は宇宙人が作った
メソポタミア文明の起源となったシュメール文明は、宇宙人によって作られたと言われています。
シュメール文明にはアヌンナキという神がいました。シュメール人によって崇拝されてきアヌンナキが宇宙人であると言われているのです。
上記の壁画はアヌンナキを記しています。UFOや宇宙人とも見える姿が描かれていますよね。
あまりにも高度な文明が宇宙人によって持ち込まれた技術による物であれば、辻褄が合うということです。
古代人が崇拝していたとされる神々や神話が、宇宙の先進的な文明によるものであれば、人類がこれまで培ってきた常識が大きく覆ることは間違いありません。
メソポタミアなどの古代文明に興味のある人は以下の記事を合わせてご覧くださいね。
ゾロアスター教の鳥葬は空への憧れ
ゾロアスター教には、本当かもしれない都市伝説が存在します。
実はゾロアスター教では、亡くなった方をそのまま放置するのです。
放置することによって腐敗が進んだり、鳥に食べられたりして姿形がなくなります。
この葬式の方法を鳥葬と呼んでいるのですが、鳥に死体を食べさせることによって、空への自由な権利が得られると信じられているそうです。
ゾロアスター教の空に対する意識から生まれた葬式方法でした。
筆者の小言
今回は古代宗教の都市伝説について解説してきました。
時代の裏には活躍できなかった多くの宗教があったことがわかったでしょう。
古代宗教に関する情報は非常に少なかったので、引き続き調査し更新していきます。