「シュメール文明って何?」
「シュメール文明ってなんで滅亡したの?」
「シュメール文明にまつわる都市伝説が知りたい。」
この記事を読んでいるあなたはこのように思っているでしょう。
世界最古の文明といわれているシュメール文明は、高度な技術を持ちながら突如として姿を歴史上から消します。
考古学者が研究を進めているものの謎は深まる一方。最近では、日本人のルーツはシュメール人なのではないかという説も浮上してきました。
そこで今回は、そもそもシュメール文明とは何か、なぜ高度な発展を遂げていたのに滅亡してしまったのか、気になる謎を都市伝説とともに解説していきます。
数千年もの昔に高度な文明を築くことができた理由を丁寧に解説していきますよ。
4大文明って覚えてる?
エジプト文明とかだよね?
エジプト、メソポタミア、中国、後何があったっけ?笑
インダスだよ。笑
懐かしね笑
実は、その前にも文明があったことが明らかになったんだって。
世界最古の文明の名前は、『シュメール』っていうんだよ。
都市伝説?日本人はシュメール文明がルーツ説
考古学者の中で浮上した説として、日本人はシュメール文明がルーツという都市伝説があります。
まずは、そもそもシュメール文明とは何か、その特徴と日本との5つの共通点を解説します。
教科書では教えていない歴史の真相を解明していきますよ。
シュメール文明の5つの特徴
歴史の教科書にも載っている4大文明は、
- メソポタミア文明
- インダス文明
- エジプト文明
- 中国文明
となっていますが、シュメール文明はメソポタミア文明が始まる前にあった文明とされています。
世界最古の文明と言われているシュメール文明には、数千年前に発展した文明とは思えない高度な文化や技術がありました。
まずは、シュメール文明の理解を深めるために5つの特徴を解説していきます。
シュメール文明の特徴は以下の通りです。
- 楔形文字の発明
- 数学の進歩
- 医療の発達
- 高度な社会制度
- 金属を加工する工業技術
それぞれ解説していきます。
楔形文字の発明
古代文明と聞くと、壁画などを使って伝承していたイメージがあると思いますが、シュメール人は、後にメソポタミア文明で使用されていた古代文字である楔形文字を作りました。
この楔形文字は、古代エジプト人が使用したとされる象形文字と並んで、人類史上最古の文字の1つとされています。
また、シュメール人はこの言語を使い、世界最古の文学『ギルガメシュ叙事詩』を生み出したのです。
ギルガメシュ叙事詩はシュメール人が滅びた後も、他の民族によって語り継がれ、現代まで残されました。
上記のシュメール語が見つかったことが世界最古の文明の発見に繋がったのです。
数学の進歩
シュメール文明によって発展した『バビロニア数学』。現代でも使われている60進法が生み出されたのがこの時でした。
60進法と言われてもピンときていない方がほとんどでしょう。
60進法とは、60刻みで1単位ずつ位をあげていく数の表記法です。現代社会では、1時間=60分、1分=60秒、他にも緯度や経度にも使われています。
現在でも使われている数学の基盤が、紀元前3500年に作られていたと考えると、シュメール文明がいかに高度な文明であったかということがわかりますよね。
医療の発達
シュメール文明が高度な文明であったと言われる由縁は、数学だけではありません。
シュメール文明では、病気は悪魔や霊の仕業と考えられていましたが、外傷などの原因が明確な怪我などに関しては、近代的な医療が行われていました。
当時から薬の調合を行っていたりと近代顔負けの医療行為を行っていたのです。
何よりも驚愕なことが、DMAの構造を理解し、治療していたということがわかっています。
正式に世界で発表されたのが1869年なので、実は4000年以上も昔から理解していたということになるんですね。
高度な社会制度
またシュメール文明は、世界初の法『ウル・ナンム法典』を制定したことで知られています。
35条ほど残存する法律の中では、殺人や性犯罪、離婚など多岐にわたり、裁判での判断基準が決められていました。
このように国民全員の共通認識としてウル・ナンム法典があったため、都市の秩序が保たれ
反映することができたとされています。
現代社会と遜色のない、シュメール文明が紀元前3500年ほど前にあったということが信じられないですよね。
金属を加工する工業技術
日本人がまだ存在すらしていない紀元前に、金属を加工していたということがわかっています。
農具や工具を金属で作っていたとされており、青銅の発見、金属の鍛錬・溶解・鋳造技術は、その後の4大文明に伝承されました。
つまり、ツタンカーメンなどの歴史に残る物があるのも、シュメール文明のおかげということになるのです。
日本とシュメール文明の5つの共通点
古代シュメール文明がいかに発展した高度な文明であるかは理解できたでしょうか?
都市伝説で日本人のルーツがシュメール人である、とされているのには理由があります。
ここでは、日本とシュメール文明の共通点を解説し、都市伝説の審議を確かめていきましょう。
日本とシュメール文明の共通点は以下の3つです。
- シュメール文明の家紋と一致
- シュメール語と日本語
- 日本語と同じ発音
それぞれ解説していきます。
シュメール文明の家紋と一致
日本の皇室の家紋を知っていますか?
上記のような菊の紋章『十六菊花紋』です。
十六菊家紋は、警視庁のマークにも採用されており、日本の文化にはなじみのある紋章となっています。
実は古代シュメール文明で作られた壁画には、この十六菊花紋が彫られているのです。
形が似ているだけでなく、花びらの数まで一致しています。
他にも、シュメール文明が’滅亡した後に発展した、新バビロニア帝国のイシュタル門に採用されているんですね。
このように、日本の十六菊花紋に似たシンボルは、シュメール文明からメソポタミア文明において、文明が入れ替わっても権力の象徴として受け継がれていたようです。
シュメール語と日本語
日本語にはいまだ謎が多く『孤立した言語』とも呼ばれており、多くの歴史が明らかになっていません。
世界に数千もの数の言語が存在しているのに、日本語と同じ分類の言語は世界でも、いまだ発見されていないと言われています。
しかし、シュメール語を翻訳できる数少ない考古学者であったゼカリア・シッチンは、日本語とシュメール語には、見た目や言葉の作りに類似点があると発表しました。
共通点は以下の2つです。
- ひらがな・カタカナのように複数の文字で構成されている
- 『今日はいい天気』『今日もいい天気』付属語で意味が変わる
上記のような共通点から、日本はシュメール文明から発展してきた文明であると言われています。
日本語と同じ発音
また、日本で現在使われている言葉や歌のなかには、シュメール文明から発展した古代ヘブライ語によって作られている物が数多く存在します。
古代ヘブライ語から発展したとされるものは以下の通りです。
- ソーラン節
- 君が代
- かごめかごめ
今回は例としてソーラン節を取り上げます。
ソーラン節のなかのフレーズとして『どっこいしょどっこいしょ、ソーランソーラン』というフレーズがあります。
まさにこの言葉がヘブライ語です。ヘブライ語での表記は、『סולן סולן דוחה הקץ דוחה הקץ』となります。
読み方は日本語と同じで、意味は『神に喜び歌う。来たれ、神の救い。』となります。
このように日本語で歌われている歌の中には、ヘブライ語で直訳できる言葉が数多くあるんですね。
シュメール文明はなぜ滅亡したのか
紀元前3500年に始まったシュメール文明は、紀元前2000年頃に滅亡を迎えます。
滅亡の原因となったのは異民族の侵入という説が有力です。
シュメール文明最後の国家であるウル第3王朝は、周辺異民族の台頭に苦しみ、当時の王は異民族の侵入を防ぐために、防壁を築くなどの対策を行っていました。
しかし、最終的には異民の侵攻によってウル第3王朝は陥落。その後、異民族による国家が乱立していく最中にシュメール文明は埋もれていったとされています。
つまりこの時、シュメールから逃げ出した一部のシュメール人が日本人であるということなんですね。
他にもシュメール文明と日本との関わりを以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
シュメール文明にまつわる都市伝説3選
日本人のルーツはシュメール人であったとされる都市伝説はいかがだったでしょうか?
実はシュメール文明には、他にもいくつかの都市伝説が語られているんですね。
最後にシュメール文明にまつわる都市伝説を紹介します。
- シュメール文明は宇宙人によって作られた
- ノアの方舟の起源はシュメール神話
- 旧約聖書に出てくる予言者はシュメール出身
それぞれ見ていきましょう。
シュメール文明は宇宙人によって作られた
人類史に突如として姿を表したシュメール文明。その高度すぎる文明にある都市伝説が唱えられています。
都市伝説とは、地球に飛来した宇宙人が人間を創造し、人類に知恵と文明を授けたという説です。
シュメール文明にはアヌンナキという神がいました。シュメール人によって語り継がれてきたこのアヌンナキが宇宙人であると言われているのです。
上記の壁画はアヌンナキを記しています。UFOや宇宙人とも見える姿が描かれていますよね。
あまりにも高度な文明が宇宙人によって持ち込まれた技術による物であれば、辻褄が合いますよね。
古代人が崇拝していたとされる神々や神話が、宇宙の先進的な文明によるものであれば、人類がこれまで培ってきた常識が大きく覆ることは間違いありません。
ノアの方舟の起源はシュメール神話
ノアの方舟のモデルはシュメール神話に出てくる大洪水であったとされています。
シュメール神話上では、神は人類を滅ぼすために大洪水を起こすことを決定します。
しかし、人類に友好的だった知恵の神は、神を敬う人間の王に大洪水が起こることを伝えました。
そして、神は王に巨大な船を建造することを命じ、大洪水に備えさせたのです。
旧約聖書が登場する以前からこの神話は語り継がれているので、世界の神話の大元はシュメール神話であった可能性が高いんですね。
旧約聖書に出てくる予言者はシュメール出身
実は、旧約聖書に記載されている予言者の1人は、シュメール文明が出身だとされています。
先ほど紹介したノアの箱舟のモデルともつながる話の他にも、旧約聖書に登場するバベルの塔のモデルとなったのは、シュメール時代に多く建造された神殿である、ジックラトであるという説があるんですね。
シュメール文明が滅亡した際の生き残りが他民族に伝承した神話が後に今の三大宗教を作っているのかもしれませんね。
筆者の小言
今回は、そもそもシュメール文明とは何か、なぜ高度な発展を遂げていたのに滅亡してしまったのか、気になる謎を都市伝説とともに解説してきました。
世界最古の文明シュメール。『人類はみな兄弟』という言葉もあるように、実は世界のほとんどがシュメールから生まれたのかもしれません。
今後、研究が進められ真実があきらかになることに期待したいですね。
また先進的な惑星からきた宇宙人が人類の発展に貢献していたということが本当なのであれば今までの常識は全て覆ってしまいますよね。