「薔薇十字団ってどんな都市伝説があるの?」
「薔薇十字団の隠された秘密が知りたい!」
「友達に話せるネタが欲しい!」
この記事を読んでいるあなたは、このように思っているのではないでしょうか。
17世紀にヨーロッパで爆発的に勢力を拡大し世間を賑わせた秘密結社『薔薇十字団』。
1614年に突如として発行された『全世界の普遍的かつ相対的改革』は多くの人が薔薇十字団の思想に惹かれるきっかけとなります。
しかし徹底して秘密を貫いたため、どこにあるのか、誰が団員なのか明かされず、謎多き秘密結社として今もなお都市伝説が噂されているんですね。
そこで今回は、薔薇十字団にまつわる都市伝説を解説します!そもそも薔薇十字団とは何か、薔薇十字団の全てを語っていきます。
巷で噂される都市伝説、嘘か本当かあなたは真実を見抜くことができるのでしょうか?
フリーメイソンって実はある組織からできていたって知ってる?
知らないけど…そんな黒幕みたいな組織があるの?笑
あったんだよ!現在でも陰謀論が噂されている組織が!
薔薇十字団とは?錬金術を操る組織
薔薇十字団は、設立者クリスチャン・ローゼンクロイツが各地を旅していく中で得た、知恵や思想を広めるために設立された秘密結社です。
カバラという思想や天才錬金術師でありながら医師であったパラケルススの影響を受けていたため、中でも力を入れて広めていたものは錬金術だったんですね。
当時錬金術といえば、金を生み出すために発達していた学問でしたが、薔薇十字団では人間を死や病といった苦しみから解放するための錬金術を学んでいました。
錬金術の思想を元に作成した団の規則や教義は以下の通りです。
- 無償で人々を治すこと
- 奇抜な服装や特別な習慣を身につけないこと
- 各々一人ずつ自分の後継者を指名すること
- R・Cという文字を団の唯一の認印・記号とすること
- 100年間は団の存在を秘密にする
ローゼンクロイツを含めた8人が創立メンバーとなり、世の中に知恵や思想を広めていくことになります。
結果として1616年に発行されたローゼンクロイツをテーマにした書籍『化学の結婚』は、1993年に種村季弘によって翻訳されているんですね。
現世まで薔薇十字団の思想や知恵は語り継がれているといっても過言ではないでしょう。
薔薇十字団設立者ローゼンクロイツは何者なのか?
当時から現代に至るまで、大きな影響力を持った薔薇十字団。
では設立者クリスチャン・ローゼンクロイツはどのような人物なのでしょうか?
ここでは薔薇十字団の設立者クリスチャン・ローゼンクロイツについて解説していきます。
謎の多い薔薇十字団ですが、実はローゼンクロイツに関しては、薔薇十字団から発行された『薔薇十字団の伝説』と『化学の結婚』の中で紹介されているんです。
1378年にドイツで生まれたローゼンクロイツは幼少期から修道院に入り、ギリシャ語やドイツ語を学びます。
その後エルサレムの巡礼の旅に行くこととなるのですが、カトリック教会の思想に馴染めなかったこともあり旅の途中で錬金術を学ぶこととなりました。
この経験が後の薔薇十字団設立に繋がることとなったんですね。錬金術師として研究を続けたローゼンクロイツは、錬金術のおかげで平均寿命が30歳と言われていた時代に106歳まで生きたとされています。
長寿の秘訣は錬金術にあるとされ、錬金術の解明に貢献した偉人として、死後もなお影響を及ぼす存在となったのです。
薔薇十字団にまつわる都市伝説
薔薇十字団は、過去に存在自体は確認されているものの、どこで消えてしまったのか、現在でも活動しているのかなど明らかになっていないことが多く残っています。
謎多き秘密結社であり、多くの共感を産んだ秘密結社であるからこそ、現代でも薔薇十字団にまつわる都市伝説が噂されているんですね。
そこで最後に薔薇十字団にまつわる都市伝説を紹介します。
- 秘密結社フリーメイソンの母体
- 人口削減計画を阻止
ひとつずつ解説していきます。
秘密結社フリーメイソンの母体
当時から大きな反響を持っていた薔薇十字団は、17世紀末ごろには消息が不明となりました。
しかし、18世紀に入ると、薔薇十字団の思想を受け継いだ団体がヨーロッパ各地で誕生することとなります。
『黄金の薔薇十字団』や『薔薇十字カバラ団』など薔薇十字団の名前をとった新たな団体が増えていくなか、大きな勢力となったのが『フリーメイソン』だったんです。
フリーメイソンの階級の中には、『Knight Rose Croix』薔薇十字の騎士という意味の階級があり、薔薇十字団の影響を色濃く受けています。
薔薇十字団がフリーメイソンになったのか、思想を引き継ぐものがフリーメイソンを作ったのか、謎に包まれたままですが、本当に架空の都市伝説なのでしょうか。
人口削減計画を阻止
陰謀論で噂される人口削減計画はご存じでしょうか?
1980年アメリカに突如として出現したモニュメント『ジョージア・ガイドストーン』。
高さ6メートル、重さ10万キログラムにも及ぶ巨大なモニュメントには、8ヶ国語に訳された『10のガイドライン』と呼ばれるメッセージが記載されていたんです。
その中に「大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する」と書かれており、何者かが人口削減を企てているということが明らかになり話題になったんですね。
実はこのモニュメントを作成し、人口削減計画を世に知らしめ、事前に回避させたのが薔薇十字団であるとされています。
上記の画像のように石板の作者の部分にR.C.CHRISTIAN(A PSEUDONYN)R.C.クリスチャン(偽名)と記されていますよね。
団の規則にあった通り、R.Cという文字から薔薇十字団が関わっていることがわかります。
またA PSEUDONYN(偽名)は、綴りが間違っているのですが、このまま文字を入れ替えると、CONSPIRACY UNTARNISHED(曇りなき陰謀)の文字が出てくるのです。
上記のことからモニュメントを作成し、薔薇十字団が人口削減計画を企てる何者かがいることを世界に知らしめたのではないかと噂されているんですね。
筆者の小言
今回は薔薇十字団について解説してきました。
1900年以降にも薔薇十字団の新たな団体が設立された噂もあり、現在でも息を潜めて錬金術の研究をしているかもしれません。
実は薔薇十字団の創設メンバーは錬金術を会得し、今もなおチベットの奥地で生活しているのだとか。一体彼らはこの500年でどれだけの叡智を養ってきたのでしょうか。
その錬金術を使ってまずは、どれだけ堕落した生活をしても太らない体にして欲しいものですね。