「ポケモンってどんな都市伝説があるの?」
「ポケモンの隠された秘密が知りたい!」
「誰にも知られてない話のネタが欲しい!」
この記事を読んでいるあなたは、このように思っているのではないでしょうか。
発売とともに瞬く間に人気になった『ポケモン』は、映画化やアニメ化など今もなお人気を誇っています。
たとえゲームをしたことがなくとも誰もが知っているであろうポケモンですが、巷では恐ろしい都市伝説が噂されているのは知っているでしょうか。
そこで今回は、巷に転がるポケモンの都市伝説を徹底解説!背筋がゾッとするような話から実話が元になった都市伝説まで網羅的に紹介していきますね。
ポケモンの怖い都市伝説5選
ポケモンの生みの親である田尻智は都市伝説が好きらしく、本作の中にも物語には直接関係ない意味深な設定があります。
まずは、ポケモンの怖い都市伝説を紹介します。以下の5つがポケモンの恐ろしい都市伝説です。
- ゲンガーの正体はゴーストが取り付いたピクシー
- モンジャラは亡くなった人間の子供
- ロトムの鳴き声は「タスケテ」
- ゲンガーの鳴き声は謝罪
- 自殺まで追い込むシオンタウン症候群
それぞれみていきましょう。
ゲンガーの正体はゴーストが取り付いたピクシー
ゴーストの進化系であるゲンガーは、ピクシーにゴーストが取り憑いたという都市伝説があります。
ゲンガーの形がどこかピクシーに似ていることやポケモン図鑑で確認できる体重がピクシーとゴーストの合わせた体重がゲンガーであることが噂される理由なんです。
また最近では、ピクシーのタイプであるフェアリータイプの技がゲンガーにも導入されたことが裏付けとなっています。人気を博したピクシーに憧れたゴーストが体を乗っ取ったのでしょうか。
モンジャラは亡くなった人間の子供
身体中に絡まったツルと真っ赤な靴が特徴的なモンジャラ。
実は、元々は人間だったというのです。真っ赤な靴をはいた少女はある日草むらで遊んでいました。
女の子は、足を滑らせ川に落ちてしまいました。周りには誰もいなかったため助けを呼ぶことはできません。川の中にあったツルが絡まり、溺れてしまったのです。
この赤い靴をはいた女の子こそモンジャラの中身なんだとか。悲劇の事故から生まれたポケモンがモンジャラなんです。
ロトムの鳴き声は「タスケテ」
ロトムの鳴き声をスロー再生すると、「タスケテ」と聞こえるようです。
実際に聞いた方では、聞こえると答える方が半数以上にも及んだことからこの都市伝説が生まれたんですね。
こちらの動画でスロー再生したロトムの声が聞けるので、興味のある方はぜひ聞いてみてください。
ゲンガーの鳴き声は謝罪
ゲンガーの鳴き声にもメッセージが込められているようです。
ロトム同様にスロー再生すると「なかはし こうよう」と聞こえるんだとか。中橋紅葉とは、初代ポケットモンスター赤・緑に携わったスタッフで、ゲンガーのキャラクター制作をしていたようです。
しかし製作中に亡くなってしまい、それ以降のスタッフロールには出てこないんですね。追悼の意を込めて、ゲンガーの鳴き声に中橋紅葉さんの名前を入れたのではないかと噂されています。
自殺まで追い込むシオンタウン症候群
ポケモンは実在する地域や地方をモデルに作られてます。しかし、ゲーム内に登場する『シオンタウン』にはモデルがありません。
シオンタウンには、ポケモンの墓地であるポケモンタワーが存在することなどから『呪われた町』『存在しない町』などと言われているんですね。
そんなシオンタウンでは、他の町とは違った独特な音楽で不気味な雰囲気を出しています。
この独特な雰囲気によって気分がおかしくなるとの声が多発。実際にシオンタウンで遊んでいる子供が一気に自殺を図るなどの事件が起きているんですね。
実話が元になっているポケモン都市伝説5選
ここまでポケモンにまつわる恐ろしい都市伝説を紹介しました。
ここからは実際に起きた事件や事故が元になっている都市伝説を紹介していきます。
- ゲノセクトはアメリカ同時多発テロがモチーフ
- レジ系ポケモンは原爆の被災地
- ミカルゲは重労働を強いられた囚人
- ダークライは死んだ子供が生み出した
- ユクシー・アグノム・エムリットはオウム真理教
上記の5つが実話が元になっている都市伝説です。それぞれ解説していきますね。
ゲノセクトはアメリカ同時多発テロがモチーフ
ゲノセクトはアメリカ同時多発テロに関係があるポケモンなのではないかと噂されています。
レベル11で覚える『ロックオン』はアメリカ航空11便を示唆し、レベル77で覚える『自爆』はペンタゴンに追突したアメリカ航空77便のことを表しているのではないかというのです。
また秘伝の技マシンは『空を飛ぶ』しか覚えられないため、飛行機を彷彿させようと設定されている可能性もあります。
上記のことからゲノセクトは同時多発テロがモチーフになったポケモン説が濃厚となったのですね。
レジ系ポケモンは原爆の被災地
レジ系のポケモンは、レジロック、レジアイス、レジスチル、レジギガスと全部で4種類います。
レジ系ポケモンが初登場したのは、ルビー、サファイア。実はこの時のホウエン地方の舞台が九州なんです。
レジロック、レジアイス、レジスチルの三体が登場する位置がアメリカとの戦争で原爆の被害を受けた地域と一致してしまうんですね。また覚える技名も意味深な設定です。
8月9日を連想させるレベル89で覚える『はかいこうせん』や『だいばくはつ』『げんしのちから』などと原爆を意識した技名が多いんですね。
慰霊碑のような見た目ともみてとれるレジ系ポケモンはどんなメッセージが込められていたのでしょうか。
ミカルゲは重労働を強いられた囚人
ミカルゲの正体は、北海道の囚人たちなのではないのかという噂があります。
ミカルゲが初登場するシンオウ地方は、北海道がモデルとなっており、ミカルゲが登場する209ばんどうろは常紋トンネルにあたるそうです。
この常紋トンネルはかつて北海道開拓時代に掘られたトンネルで、労働者に過酷な労働を強いていたとの噂があります。
実際に常紋トンネルの壁の一部が崩落した際に人骨が見つかるなど、労働者は生き埋めにされていたとの都市伝説があるんですね。
ミカルゲと常紋トンネル事件は無関係とはいえないですよね。
ダークライは死んだ子供が生み出した
ダークライは、ゲームクリエイターではなく、一般の子供が考案したポケモンであるという都市伝説があります。
実はこの子供はすでに亡くなっていて、生前少年が書いていた日記を頼りに作られたのがダークライなのだとか。「夢の中にポケモンがでてきて闇に覆われた歪んだ世界にいた」と幼い少年の日記に記されていたようです。
ポケモンが大好きな少年に追悼の意を込めたキャラクターがダークライなんだとか。
ユクシー・アグノム・エムリットはオウム真理教
実はユクシー・アグノム・エムリットはオウム真理教がモデルであるとされています。
三体のポケモンの頭文字を並べるとAUM(オウム)という言葉が出てくるだけでなく、ゲーム中にあるミオシティの図書館には、『恐ろしい神話』でもオウム真理教との関係が見えてきます。
- ユクシー:そのポケモンを見ると、一瞬にして記憶がなくなり、帰ることができなくなる
- エムリット:そのポケモンに触れると、3日後には感情がなくなる
- アグノム:そのポケモンを傷付けると、7日後には動けなくなり、何もできなくなる
上記の内容が本に書いてあるのですが、オウム真理教が洗脳する際の流れを表しているのではないかと言われているんですね。過去に起きた事件を風化させないといったメッセージもあるのかもしれませんね。
ちょっと面白いポケモン都市伝説3選
ここまで、ポケモンのイメージとはかけ離れた恐ろしい都市伝説を紹介してきましたが、最後にクスッと笑ってしまうような都市伝説を紹介します。
- バタフリーとモルフォンは進化が逆
- インド象の進化はゴマゾウ
- パラセクトは本体がきのこ
それぞれ解説します。
バタフリーとモルフォンは進化が逆
モルフォンの進化前であるコンパンが、バタフリーに似ていることから広まった都市伝説です。
現状の進化経路は、
- キャタピー→トランセル→バタフリー
- コンパン→モルファン
上記の最終進化形態が逆だったのではないのかと言われています。
コンパンの重さは30kgなのに対し、モルファンは12kgと大きく減少。バタフリーは32kgと見た目も中身もコンパン→バタフリーとなっている方が自然ですよね。
インド象の進化はゴマゾウ
アンノーンが古代文字を表しているという設定から、ローマ字が古代文字ということが判明し、ポケモンの世界は現代のはるか未来を描いている設定なんですね。
ポケモン図鑑を確認すると、ポケモン以外の動物の存在も確認できますよね。
初代ポケモンでは、「でんげきは 10まんボルトに たっすることもあり ヘタにさわると インドぞうでも きぜつする」と記述され、インド象にまつわる記述が確認できます。
2代目のポケモンが公開されると、象をモデルとしたドンファンが登場。タイプは地面と電気タイプなどに耐性のある設定になっていました。初代から2代目まででインド象が自己進化を遂げたのがドンファンなのではないかと噂されます。
パラセクトは本体がきのこ
進化前のパラスの時は背中のキノコがまだ小さく、目にも黒目があったのに対して、パラセクトに進化すると背中のキノコが巨大化し、黒目が無くなります。
パラセクトの本体は既に背中のキノコによって命を吸われていて、キノコが本体を操っているという都市伝説があるんですね。
パラスは進化ではなく死亡し、新たなポケモンが生み出されているのかもしれません。
それにしてもキノコが本体とはなんとも虚しい設定ですよね。
ポケモン都市伝説が原因で起きた事件
数々の都市伝説を紹介してきましたが、あくまで都市伝説。公式が認めた設定ではないということを覚えておきましょう。
過去にこのような非公式の都市伝説で、裁判まで発展したことがあるんですね。
その事件とは『ユンゲラー裁判』です。
ユンゲラーとは初代ポケモンから登場するエスパータイプのポケモンで、強力な超能力を使うのが特徴。
このユンゲラーのモデルが超能力者『ユリ・ゲラー』ではないかという都市伝説が原因で、裁判まで発展することになったのです。ユリ・ゲラーは任天堂に対し、肖像権の侵害で約101億円もの賠償金を請求しましたが、任天堂の勝利で幕を閉じています。
ユリ・ゲラー側の『超能力を使う自分の権利を侵害している』との主張に対して、「実際にこの場で超能力を使ってください」と返答し、任天堂が勝利したようです。
筆者の小言
今回はポケモンにまつわる都市伝説を紹介してきました。ユンゲラーといったらスプーンを持っている姿が特徴的なので、ユリ・ゲラーの主張もわからなくはないですよね。
しかし真剣な裁判の場で、超能力を使ってほしいと指摘した任天堂の弁護士は秀逸ですね。個人的には裁判でどの技を再現してほしいと主張したのか、気になるところです。